上高地の昆虫たち−−タテハチョウ編 その1 シータテハほか(2013年7月24日)

上高地ではアサギマダラも何匹か見られた。
写真1は広角ズームで、写真2はマクロレンズで撮った。川沿いの土手に咲くヨツバヒヨドリにきていた。
広角写真は背景も写せるのが長所だが、蝶に近づけないとなかなか良い写真にならないのが難しいところだ。
写真1の背景に写っているのは梓川。梓川はエメラルドグリーンに見えるのだった。

写真1 アサギマダラ♂ その1a 開翅(2013年7月21日、上高地)
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写真2 アサギマダラ♂ その1b(2013年7月21日、上高地)
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※写真1はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR


写真3、4はシータテハ夏型。
写真3は散策路脇にある小さな広場を歩いている時に、家人の美脚(笑)にとまったところ。
写真4は河原で撮影した。シータテハの裏翅は初めて撮れたので結構嬉しい。

写真3 シータテハ♂ 夏型 その1 開翅(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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写真4 シータテハ 夏型 その2(2013年7月20日、上高地)
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写真5、6は河原で見かけたコムラサキ。
コムラサキはもっとたくさんいるのかと思ったが、見かけたのは3〜5個体くらいで、肝心の♂の開翅は碌な写真が撮れなかった(苦笑)。
駄目な写真は隠しておけばいいのだが、露悪趣味のある私は敢えて掲載したりする。

写真5 コムラサキ♂ その1a 開翅(2013年7月20日、上高地)
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写真6 コムラサキ♂ その1b(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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写真7〜9はクジャクチョウ。
クジャクチョウは信州あたりではごく当たり前の蝶かもしれないが、いつも都内でうろうろしている私にとっては珍しい美蝶と言っても過言ではない。
この写真は河原ではなく、やや山よりの路上で撮影した。

写真7 クジャクチョウ その1a 開翅(2013年7月20日、上高地)
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写真8 クジャクチョウ その1b 開翅(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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写真9 クジャクチョウ その1c(2013年7月20日、上高地)
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写真10は何だろうか。擦れすぎて分からないまま一応撮ってみた。いろいろ検討したところ、キベリタテハではないかという気がするがどうだろうか。
キベリタテハだとすると、私にとっては初見なのだが、これでは…。見なかったことにしておこうか(笑)。

写真10 キベリタテハ(2013年7月20日、上高地)
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写真11はサカハチチョウ。驚いたことに春型だった。この辺りではまだ春型がいるということか。

写真11 サカハチチョウ♀ 春型 開翅(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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タテハチョウ科ではなくアゲハチョウ科なのだが、写真12はウスバシロチョウ(多分♀)。川辺に咲くヨツバヒヨドリの花に来ていた。

写真12 ウスバシロチョウ♀(2013年7月19日、上高地)
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サカハチチョウ春型にもちょっとびっくりしたが、ウスバシロチョウがまだいるのにも驚いた。
どうせならサカハチチョウなら夏型、ウスバシロチョウよりはミヤマシロチョウに出会いたかったと言っては、せっかく姿を見せてくれたこの蝶たちに失礼だろうか。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-07-24 13:17 | | Comments(2)

上高地の昆虫たち−−オオイチモンジ編(2013年7月23日)

7月19日から21日まで、二泊三日の旅程で出かけた上高地では、首尾よくオオイチモンジの姿を見ることができた。
旅行前夜には見られるかどうか不安になってしまったが、二日目の朝、家人と一緒にホテルを出て数分であっさり出会った。
朝8時半頃の出来事だ。
写真1〜3がその写真。観光客が記念写真を撮っている場所のすぐそばの地面にとまっていた。
旅行前夜からオオイチモンジ、オオイチモンジと呪文のように頭の中で唱えていたので、すぐにそれと分かった(笑)。
飛ばれないうちに遠くから撮ったのが写真1、一旦飛んでまたとまった場所に少し近づいて撮ったのが写真2。この時はこれしか撮れなかった。それでも一応目当てのオオイチモンジが早々に撮れたのでだいぶ気が楽になった。
前日の夕方、ホテル玄関前で地べたに這いつくばってヤマキマダラヒカゲを撮っている間、家人がホテルの人から、
「この辺りでもオオイチモンジが見られます。日当りの良い午前中が狙い目ですよ」と言われたらしい。その通りだった。

写真1 オオイチモンジ♂ その1a(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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写真2 オオイチモンジ♂ その1b(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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写真3 オオイチモンジ♂ その1c(2013年7月20日、上高地)
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その後は観光スポットを家人と巡りながら、のんびり散策する。
ホテルで用意してもらった昼食を食べた後は、やや山よりの散策路を歩いてみる。天気は良く涼しい風もあり、心地よい散歩だった。
河原に出られる場所があったので、試しに行ってみると、そこにこの日2匹目のオオイチモンジがいた。
オオイチモンジは開翅写真も良いが、やはり裏翅を押さえておきたい。
河原を歩いて近づくとすぐに飛んでしまったが、飛び立つ前に裏翅を撮ることができた(写真4)。
この付近をテリトリーにしているのか、遠くまでは行かずに付近をあちこち飛んでいた。飛んでいる姿をずっと眼で追い、とまるたびに近づいて何枚か撮ることができた(写真5、6)。

写真4 オオイチモンジ♂ その2a(2013年7月20日、上高地)
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写真5 オオイチモンジ♂ その2b(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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写真6 オオイチモンジ♂ その2c(2013年7月20日、上高地)
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やがてもう1匹が姿を現し、先の個体と絡んで飛んだりしていた。
写真7〜9は先の個体と同じかどうかは分からなかった。裏翅の擦れ具合から別個体のように思われた。

写真7 オオイチモンジ♂ その3a(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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写真8 オオイチモンジ♂ その3b(2013年7月20日、上高地)
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写真9 オオイチモンジ♂ その3c(2013年7月20日、上高地)
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二日目にオオイチモンジに出会えなかった場合、三日目は家人と別行動にして少し標高の高い場所に行ってみようかと思案していたが、開翅写真&裏翅も撮れたので、三日目も家人とのんびり散歩して過ごすことになった。
三日目の朝もホテルを出てすぐの散策路脇にある公衆トイレ外壁にとまるオオイチモンジの姿が見られた(写真10〜12)。

写真10 オオイチモンジ♂ その4a(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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写真11 オオイチモンジ♂ その4b(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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写真12 オオイチモンジ♂ その4c(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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後翅の白帯が太いという♀には出会えなかったが、♂の方は4匹も写真に撮ることができた。
チャンスがあれば背景を入れた広角写真も撮りたいと広角ズームを持参していたものの、どうもそんな余裕はなかった。
もう少し高山蝶に出会えれば申し分なかったが、三日間とも好天に恵まれ、家人も楽しく過ごすことができたようなので、良い旅行だったと言えるのではなかろうか。
いつかまた訪れた折には、少し高いところにも登ってみたいものだ。

7月22日、家に帰ってから宿泊ホテルのサイトを見てみると、ホテルの玄関にもオオイチモンジが時折来るという話が、オオイチモンジの写真入りで載っていた。
何か月も前に予約していたホテルなのに、どうしてもっと早く見ておかなかったのか(苦笑)。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-07-23 17:12 | | Comments(8)

上高地の昆虫たち 序章(2013年7月22日)

7月19日から二泊三日の旅程で上高地に行ってきた。
近年は毎年この時期に信州方面へ旅行に行っている。
信州は風景も美しく、食べ物も美味い。その上昆虫たちにたくさん出会えるとあってとても気に入っている。
昨年は白馬に行ったが、私の旅行としては珍しく三日間雨にたたられ、蝶の写真は少ししか撮れなかった。
それでも八方尾根の高山植物を見たり、宿の近くの蕎麦屋でおしぼり蕎麦に舌鼓を打ったりして楽しい旅行ではあった。
もう一度白馬旅行にしても良かったのだが、今年の旅行はかなり早いうちに上高地と決めていた。

どういうわけか、私の頭の中には、上高地=オオイチモンジというイメージがこびりついている。別に上高地でなくても見られるんじゃないかと思うのだが、上高地に行ったらオオイチモンジを見ないと駄目なような、何をしに行ったかわからなくなるような気がする(笑)。
そういうことで、旅行前夜はオオイチモンジが見られるだろうか、見られなかったらどうしようかと思ったりしてなかなか寝付けなかった(子どもか!)。

東京から上高地に行くルートは色々あるようだが、電車&バスで行く私は、松本駅まで特急あずさ号、松本駅から松本電鉄に乗り換え、新島々駅から路線バスで14時過ぎに上高地入りした。
上高地ではバスターミナルで降りる方が多いと思うが、宿泊ホテルの問題で一つ手前の帝国ホテル前でバスを降りる。
帝国ホテルに泊まる訳ではなく、そこから歩いて数分のホテルだ(笑)。
家人と重い荷物を抱えてホテルまでしばらく歩く。
川沿いを歩いていると早くもアサギマダラやヒメシジミが見られ、ザックからカメラを取り出して写真を撮りながら歩いたので10分くらいで着くはずが30分くらいかかってしまった。

つべこべ話はいい加減にして、上高地で撮影した昆虫たちの写真を少しだけ紹介しよう。

▼写真1 アサギマダラ♂&ヨツバヒヨドリ。梓川を背景に。(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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※写真1はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

▼写真2 公衆トイレ外壁にとまるオオイチモンジ♂ 開翅(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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▼写真3 家人の脚にとまるシータテハ♂ 開翅(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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▼写真4 交尾には至らなかったコヒョウモン♂♀(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真5 愛機にとまるヒカゲチョウ♂(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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※写真5はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

▼写真6 葉上で開翅するヒメキマダラヒカゲ(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真7 公衆トイレ内にいたヤマキマダラヒカゲ(ストロボ、ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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▼写真8 ホテルの庭に咲くシロツメクサにきたヒメシジミ♂(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真9 指にとまるカラスシジミ(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真10 河原の葉上にとまるコキマダラセセリ♀(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真11 散策路脇にいたエゾゼミ(2013年7月19日、上高地)
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▼写真12 たくさん見られたミヤマアカネ♂♀(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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※写真11、12はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

これら上高地で撮影した昆虫たちの写真は、まだ整理ができていない。
写真の整理ができ次第、順次オオイチモンジ編、タテハチョウ編、シジミチョウ編、セセリチョウ編、その他の昆虫編として紹介していくつもりでいる。
明日7月23日はオオイチモンジ編をアップする予定。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-07-22 20:14 | | Comments(8)