よく見る蝶たち−−ツマグロヒョウモンほか(2013年5月24日)

よく見ると言っても今季初撮りの蝶たちである。
アカシジミ&ウラナミアカシジミを見つけて気分よく帰ることができた5月21日、同じ公園ではツマグロヒョウモン♂の姿も見られた(写真1)。
この花はオオキンケイギクに見えるが、オオキンケイギクは特定外来生物として栽培が禁止されているらしいので、似て非なる花かもしれない。

▼写真1 ツマグロヒョウモン♂(2013年5月21日、東京都)
d0303129_2124357.jpg


同じ場所ではシランの花にイチモンジセセリも来ていた(写真2、3)。
思いのほか敏感でなかなか近づかせてくれなかった。
この蝶もこれから数を増してくるだろう。

▼写真2 イチモンジセセリ その1a(2013年5月21日、東京都)
d0303129_2125992.jpg

▼写真3 イチモンジセセリ その1b(2013年5月21日、東京都)
d0303129_2132661.jpg


5月22日には、横浜方面まで遠征してみた。
6月にはミドリシジミで賑わう場所である。もちろんまだミドリシジミには早いのだが、アカシジミはもう発生しているらしいし、あわよくばウラゴマダラシジミも見られたら…と思って行ってみた。
全然いなかった(笑)。
ウラゴマダラシジミどころかアカシジミも見られずに帰ってくることになってしまった。
それでもイボタノキがたくさんあることを確認できたのは収穫だった。4月にはイボタガも見られたのではなかろうか。
来春はイボタガ狙いで出かけてみるのもいいなと思ったのだった。
この日、この公園ではヒメジャノメを今季初撮りできた(写真4〜6)。
草むらの中に入り込んでしまったが、覗き込むようにして撮ってみた。これは多分♀だろう。

▼写真4 ヒメジャノメ♀ その1a(ノートリミング、2013年5月22日、神奈川県)
d0303129_2134027.jpg

▼写真5 ヒメジャノメ♀ その1b(ノートリミング、2013年5月22日、神奈川県)
d0303129_2141591.jpg

▼写真6 ヒメジャノメ♀ その1c(2013年5月22日、神奈川県)
d0303129_2135428.jpg


サトキマダラヒカゲも今季初撮りだ(写真7)。

▼写真7 サトキマダラヒカゲ(2013年5月22日、神奈川県)
d0303129_215376.jpg


ヒメジャノメもサトキマダラヒカゲも、都内の公園で定番の蝶だ。
都内で何種類の蝶を見られるか、というのも自分のテーマのひとつなので、近々都内の公園でも撮らないといけない蝶たちだ。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-05-24 02:21 | | Comments(6)

今年も一緒にアカシジミ&ウラナミアカシジミ(2013年5月23日)

巷間ではアカシジミが羽化しはじめたと聞き、早いなと思いながらもさっそく確かめに行ってみた。
拙宅から小一時間ほどで行ける公園では、昨年(2012年)5月28日にアカシジミとウラナミアカシジミを同じ日に見つけている。
5月21日、アカボシゴマダラ春型、ジャコウアゲハなどが飛び交い、公園入口ではツマグロヒョウモン、イチモンジセセリも見られた。
しかしゼフィルス類の姿は見られない。
公園を一周した後、もう半周して帰ろうと園内の散策路を脇に入った場所などもチェックして歩く。このポイントは一昨年(2011年)6月にミズイロオナガシジミを初めて見つけたゲンのいい場所だ。
この時見つけたミズイロオナガシジミは、桑の葉上にちょこんととまっていて、初めて撮ったゼフィルスということもあり、今でもかなりお気に入りの写真だ。
ところがどうもその桑の木が見当たらない。伐られてしまったのだろうか。
辺りを見回していると、緑色の葉上に橙色の閃光が走る。
アカシジミが穴だらけの栗の葉上にとまっていた(写真1)。
やっぱりゲンは担いでみるものだ。
やや高い場所から一旦飛ぶが、少し下の場所にとまってくれた(写真2、3)。

▼写真1 アカシジミ その1a(ノートリミング、2013年5月21日、東京都)
d0303129_031542.jpg

▼写真2 アカシジミ その1b(2013年5月21日、東京都)
d0303129_033854.jpg

▼写真3 アカシジミ その1c(2013年5月21日、東京都)
d0303129_0321381.jpg


この個体を撮っているともう一つ橙色のものが飛び立つ。
目を移すとそこにはウラナミアカシジミもいた(写真4、5)。

▼写真4 ウラナミアカシジミ その1a(2013年5月21日、東京都)
d0303129_0322930.jpg

▼写真5 ウラナミアカシジミ その1b(2013年5月21日、東京都)
d0303129_0323320.jpg


この個体はかなり小さく、翅も完全とは言えない状態だった。
2メートルほど離れた場所にもう1匹いた。こちらはひと回り大きく見えた(写真6)。

▼写真6 ウラナミアカシジミ その2(2013年5月21日、東京都)
d0303129_0334046.jpg


この日はやや風があって写真を撮るのに苦労したが、今年も2種揃って同じ日にシーズン初撮りできたのは喜ばしい。
今年の発生はもう少し先かもしれないが、2011年に同じ場所で撮ったミズイロオナガシジミの写真も載せておく。

▼写真7 一昨年撮影のミズイロオナガシジミ(2011年6月6日、東京都)
d0303129_0332451.jpg

▼写真8 同上(2011年6月6日、東京都)
d0303129_0444788.jpg

※写真7、8はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミは都内の公園でもよく見られる、言わば三種の神器みたいなものだ。
いずれの種もシーズンに一度は撮らないと気が済まない種ではあるまいか。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-05-23 00:39 | | Comments(10)

ミヤマカワトンボの♂と♀(2013年5月22日)

林道方面に行くのは蝶を撮るのが第一の目的だが、今年はどうも蝶の姿が少ない。
林道にたどり着く前にトンボを熱心に追いかけるために時間が無くなるのもあるが、カラスアゲハもミヤマカラスアゲハもほとんど見かけない。
そんなわけで今日もトンボを熱心に撮る。
前回行った5月7日は♂を1匹見かけただけだったが、5月18日は同じポイントで♂も♀も見つけることができた。
写真1〜3はミヤマカワトンボ♂。♀より♂の方が腹部の光沢が強く、青緑色の金属光沢が綺麗に見える。

▼写真1 ミヤマカワトンボ♂(2013年5月18日、東京都)
d0303129_1351263.jpg

▼写真2 ミヤマカワトンボ♂(2013年5月18日、東京都)
d0303129_134358.jpg

▼写真3 同上 開翅(2013年5月18日、東京都)
d0303129_1344772.jpg

※写真1〜3はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&1.4×TELEPLUS MC4 DGX

カワトンボは時折翅を開く。これを撮るにはもうちょっと速いシャッターが良かったかもしれない。
赤茶色の翅に濃色の帯があるのがミヤマカワトンボの特徴だが、翅を開くと前翅にはその帯がない。帯があるのは後翅のようだ。

写真4〜6はミヤマカワトンボ♀。
♂にはないが♀には白い偽縁紋がある。ミヤマカワトンボ♀やアオハダトンボ♀の縁紋は、肢脈に囲まれない偽縁紋と呼ばれる。

▼写真4 ミヤマカワトンボ♀(2013年5月18日、東京都)
d0303129_135750.jpg

▼写真5 ミヤマカワトンボ♀(2013年5月18日、東京都)
d0303129_135395.jpg

▼写真6 同上 開翅(2013年5月18日、東京都)
d0303129_1352874.jpg


写真は7〜10はニホンカワトンボ(※1)の♂と♀。
この時期の♂の縁紋は赤で、未成熟の♂はほとんど見かけなかった。
橙色翅型の♂は白い粉を吹いていたが、無色翅型の♂はあまり粉を吹かないらしい。

▼写真7 ニホンカワトンボ♂ 橙色翅型(2013年5月18日、東京都)
d0303129_1362641.jpg

▼写真8 ニホンカワトンボ♂ 無色翅型(2013年5月18日、東京都)
d0303129_1355112.jpg


写真9と写真10は同一個体。カメラを構えている間に、一瞬ファインダーから姿を消したと思ったら、あっという間に獲物を捕らえて食べはじめた。食べかすが風に吹かれて飛び散っていた(写真10)。

▼写真9 ニホンカワトンボ♀(2013年5月18日、東京都)
d0303129_136537.jpg

▼写真10 同上 捕食中(2013年5月18日、東京都)
d0303129_1361479.jpg


写真11はニホンカワトンボの交尾シーン。葉上にとまる♀を眺めていると、♂がやってきてあっさり連結し、葉上で交尾した。

▼写真11 ニホンカワトンボ 無色翅型同士の交尾シーン(2013年5月18日、東京都)
d0303129_136327.jpg


ミヤマカワトンボもニホンカワトンボも、なかなか近づくことができない。自分としては1メートルまでは近づきたいが、大体2メートルくらいまで近づくと飛んで逃げてしまう。
こういう時は180ミリマクロか、300ミリ望遠だったら…などと思う。
稀に近づけた時には、ここぞとばかり撮りまくるものだから、ニホンカワトンボ100枚、ミヤマカワトンボ72枚も撮ってしまった。
この日は蝶や甲虫も含めて全部で600枚くらい撮影し、家に帰って写りの良くない写真をかなり捨てて(240枚くらい)この枚数だから、実際にはこの両種だけで200枚以上撮ったに違いない。
それでも満足できる写真はほとんどないのが技術の未熟な悲しさだ(涙)。
私は2011年から蝶をメインに撮ってきて、気に入った写真はプリントしてアルバムにしている。
2011年と2012年のアルバムを見比べると、やはり2012年の写真の方がいくらかうまく撮れている気がする。…自画自賛か?(笑)。
それは撮影技術が上がったというようなことではなく、経験を積んだからだ。
中には最初から素晴らしい写真を撮る人もいるだろうが、自分にはそんな才はない。
トンボ類も撮り続けることで少しでも上達できれば…、撮りまくる中で何かを掴めるのではないか…、そうなれば良いなと思っている。

最後におまけ。
◎今日のニャンコ ♪(2013年5月18日、東京都)
d0303129_13738100.jpg


(※1)ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの識別は難しく、間違えている可能性があります。ご注意ください(2014年5月15日記)。

参考文献:『ネイチャーガイド 日本のトンボ』(尾園暁、川島逸郎、二橋亮著、文一総合出版)

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-05-22 02:05 | 蜻蛉 | Comments(0)