4月26日、ようやくウスバシロチョウを今季初撮り。
今年はもう10日くらい前から羽化していたようだが、なかなかシャッターチャンスがなかった。個体数もまだあまり増えていない。
この日も山歩きをした帰りがけ、風に吹かれるように飛んできて葉上にとまったところを何とか撮ったもの(写真1〜3)。
この木は確か梅だったように思う。
見上げるようにして撮ったが、風にあおられて翅が捲れ、裏翅も見えた(写真3)。
昨年5月はこの辺りでウスバシロチョウの写真をかなりたくさん撮った。今年も本格的な発生はこれからだと思うが、どうだろうか。
▼写真1 ウスバシロチョウ 開翅(ノートリミング、2013年4月26日、裏高尾)

▼写真2 同上 開翅(2013年4月26日、裏高尾)

▼写真3 同上 裏翅(2013年4月26日、裏高尾)

ウスバシロチョウを撮った場所のすぐ近くでは、4月22日にコミスジを今季初撮りしていた。
▼写真4 コミスジ 開翅(2013年4月22日、裏高尾)

▼写真5 同上 裏翅(2013年4月22日、裏高尾)

ウスバシロチョウと同じ27日に今季初撮りしたのがサカハチチョウ春型(写真6〜9)。
ウスバシロチョウとサカハチチョウ春型は、昨年は5月7日初見で、同じ日に撮っている。今年はやや早いが、この両種は2年続けて同じ日に撮ったことになる。
最初にやや離れた草地にとまる開翅姿を撮ったあと、裏翅を右、左、右と撮り、最後にまた開翅写真を撮った。
一旦飛び立ってもすぐ近くに着地し、あまり遠くまで飛ばなかったからだ。
▼写真6 サカハチチョウ春型♂ 開翅(2013年4月26日、裏高尾)

▼写真7 同上 裏翅(2013年4月26日、裏高尾)

▼写真8 同上 裏翅(2013年4月26日、裏高尾)

▼写真9 同上 開翅(2013年4月26日、裏高尾)

ちょうど蝶を撮りにきていたと思しき人が近くにいたので、少し話をする。
その方は、
「サカハチチョウは裏翅が宝石のように綺麗ですよ」と言う。
裏翅が複雑な模様をしているとは思っていたが、これまでそんな風に感じたことはなかった。
しかしファインダー越しに見たこの日のサカハチチョウの裏翅は確かにそんな輝きを感じさせた。
そう、まるで鉱物の断面のような模様だ(写真7、8参照)。
このサカハチチョウにはちょっとした思い出がある。
一昨年に初めてこの蝶の開翅写真を撮ったのは、故郷に帰省中のときだった。やや翅の痛んだ個体だが、開翅を初めて撮ったのと、故郷にこのような蝶がいたことを初めて知ったのとで、思い出に残る1枚だ(写真10)。
▼写真10 サカハチチョウ 開翅(2011年5月19日、岩手県大船渡市日頃市町、長安寺境内にて)

※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
# by mikiosu | 2013-04-28 23:56 | 蝶 | Comments(2)